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“高い…”と感じることは止められない

2026.3.10

デンタルカウンセリングオンラインへようこそ。

講師の占部直子です。

先日、TCとは無関係の分野のセミナーで、無料講座を受講する機会がありました。

内容はとても良く、「これは本格的に学びたいな」と素直に思えるものでした。

ところが、いざ本講座の案内を聞いたとき、正直な気持ちは――

「……高い。」でした。

決して内容に不満があったわけではありません。

むしろ、価値は十分にあると感じていました。

それでも、「今すぐ必要かな?」「元は取れるかな?」「本当に自分に活かせるかな?」

そんな迷いが頭をよぎり、申し込みを躊躇している自分がいました。

そこで私は、正直にこう伝えました。

「思っていたより高かったので、少し躊躇しています。」

すると、相手の講師の方は、少し気まずそうな表情をされました。

その瞬間、私の心の中に、こんな気持ちが生まれてしまったのです。


「……あれ?もしかして、そこまで“絶対に必要なもの”ではないのかな?」

もしここで、「そう感じますよね」「どんな点が気になりますか?」

といった言葉があれば、きっと私の印象は違っていたと思います。

内容が良かったからこそ、なおさら“もったいない”と感じました。



この経験を通して、私は改めて気づきました。

患者さんも、まったく同じ気持ちを抱いているということに。




私たちは日々、自費治療や自由診療の説明をしています。

「この治療は将来のために必要です」「長く安心して使えます」「結果が全然違います」

そう伝えていても、患者さんの心の中では、

「高いな…」「本当に必要かな…」「やらなくても困らないかも…」

そんな葛藤が起きています。



そして、価格を聞いて迷ったとき、私たちの“その後の対応”ひとつで、患者さんの決断は大きく変わります。

今回、自分が“受講する側”になったことで、そのリアルな気持ちを、身をもって体験しました。



だからこそ、改めて思います。

私たちTCの役割は、“売ること”ではなく、“納得して選んでもらうこと”。

不安を受け止め、迷いに寄り添い、未来をイメージしてもらうこと。

その積み重ねが、信頼につながっていくのだと思います。



今回の経験は、私自身のカウンセリングをもう一段、深めてくれる学びになりました。

これからも、「患者さんの立場で考えられるTC」であり続けたい。

そう、改めて感じた出来事でした。