デンタルカウンセリングオンラインへようこそ。
講師の占部直子です。
先日、いつものファンデーションを使い切り、出張先の百貨店に同じメーカーのお店があったので買いに行きました。
平日の昼間で店員さんは掃除をしているくらい暇そうでしたし、私も暇だったので「ついでにフルメイクしてもらおう」と思って、店員さんに声をかけました。
「このファンデーションの◯番の色が欲しいです」と告げると、「かしこまりました」と本当にそのファンデーションだけを出して会計しようとしました。
私は「え?もう終わり?」とびっくりしました。
なぜびっくりしたのかというと、普段地元の百貨店ではファンデーションを買いに行ったら、クレンジング→基礎化粧品→化粧下地→ファンデーション→その他のメイクアップまでしてくれるお店が多いからです。
特に暇な時間帯に行くと「今、お時間ありますか?」と聞いてくれて、フルメイクしてくれるので、そこで「普段はどんな色のアイシャドウを使われるんですか?」とか「新作のチークをつけてみませんか?」とか「このリップ、今すごく売れてるんですよ」とか色々と提案や情報をくれるのです。
なので、結局ファンデーションだけを買いに行ったにも関わらず、美容液を買ったり、アイライナーを買ったり、他のアイテムも買ってしまうことにはなるのですが・・・
でも自分が普段選ばない色を実際につけてみてもらうと「意外といいかも!」と新しい自分に出会える機会になります。
私は「これって治療コンサルに似ているなぁ」と思います。
普段どんな色を使うのか?と言うヒアリング、最近肌に悩みはないですか?からの提案、自分では選ばない色や新作を試してみることで選択肢を広げ、その中から客が欲しいと思うものを買ってもらう。
今買わなくても、「今度買い換える時はこのリップを買いにこよう」と思わせる、情報の種まきが上手だと思います。
どうせメイクをするなら、やっぱりプロのアドバイスを聞いて、今の自分に似合うメイクを知りたいという願望は、誰しもあるのではないでしょうか?
歯科医院でいうなら、治療だけでなく、歯ブラシや歯磨きペーストなども「あなたに合ったものを衛生士がお勧めします」というと喜んでくれます。
皆さん、普段から使うものですが、自分にとってどれがいいのか悩んでいる人は多いので、そういった情報もどんどんしていくと物販の売上は上がっていきます。
どの患者さんも歯ブラシは使うものなので、ぜひお勧めアイテムの情報提供をしていきましょう!